企業理念
ビジョン
ミッション
医療に関わる一人ひとりの「知」を
社会全体の「ちから」へと転換する
医療に関わる一人ひとりから生まれる『知』は、それ単体で存在するわけではありません。
医療という大きな『場所』において、互いに関係しあうことで初めて意味を持ちます。
私たちの使命は、一つひとつの貴重な知が埋もれることなく、社会全体という広大な『場所』へと開かれ、そこで大きな力となるようにすることです。
私たちは、テクノロジーによって、知が循環し、豊かになり続ける『場所』を創造します。
バリュー
深く、誠実に向き合う
相手の立場、顧客の立場に立って、ニーズを深く理解し共感を形成します。
常に誠実な姿勢で、相手の文脈・言葉を大切にして顧客や周囲の人々と接します。
昨日の自分を、超えていく
失敗を恐れず挑戦し、現状に甘んじることなく常に学び続けます。
進化する情報技術と医療の知識やスキルを吸収し続け、感動を与えるサービスを追求します。
自ら考え、チームで成し遂げる
常に目的を意識して、自ら考え、責任を持って行動します。
必要な情報をタイムリーに共有し、率直かつ建設的な対話をもって協働します。
設立の趣旨
人々の健康を支える医師の手助けがしたい
創業に至った経緯

診療情報に注目するようになったきっかけは、母が指定難病を患い転院を繰り返していた時に、毎回転院先の病院で過去の治療について聞かれて困った経験があったからです。転院元からの紹介状はあるものの、患者はその内容を確認できず、また直近の治療内容しか書かれていないため病状や治療内容を遡って答えることができず、診療情報の大切さを痛感しました。
その後、京都大学医学研究科の起業家人材育成プログラムを通じて、人々の健康を支える医師の方でも診療情報の取り扱いに苦労していることを知りました。医師は診療情報を記録するカルテを読み返すのに多くの時間を費やしており、カルテからたくさんの文書を作成しなければなりません。このような事務作業は医師の貴重な時間を奪うため、診療の質が下がったり、時には離職や過労死を引き起こしていました。
この問題を解決してほしいという要望を受けて、自然言語処理技術を使ったカルテ解析に取り組むことで、医師の負担軽減と患者への情報提供を実現できるのではないかと考え、京都大学デザインスクールの仲間とともに起業しました。
エニシアという社名にこめた想い

人と人、そして人とコンピューターの未来の関係性を、情報技術で幸せなものにしたいという創業メンバー全員の想いから、ものごとの未来のつながりを意味する「縁(えにし)」を由来として社名を定めました。
ロゴマークも「幸」という文字を2つ交差させて編み込んだ文様で、その想いを込めています。
沿革
2017年 | 7月 | エニシア株式会社 設立 |
2018年 | 4月 | エンジェル調達 |
12月 | 奈良先端科学技術大学院大学および民間病院との共同研究開始、電子カルテデータの入手および言語処理技術の開発開始 | |
2019年 | 11月 | 特許取得 |
2020年 | 3月 | VC調達 |
3月 | 総務省・NICT主催「NICT Entrepreneurs’ Challenge 2Days 起業家万博」にて総務大臣賞(最優秀賞)および国連ITU特別賞を受賞 | |
10月 | 「J-Startup KANSAI」認定スタートアップ企業に選定 | |
12月 | 京大病院との共同研究開始 | |
2021年 | 7月 | 京大病院にプロトタイプを導入 |
2022年 | 10月 | 神経内科クリニック・京都大学との共同研究開始 |
2023年 | 3月 | サービス学会 第11回 国内大会発表 |
5月 | 第64回日本神経学会学術大会発表 | |
7月 | 『カルテ構造化APIサービス』を利用した島津製作所の感染症マネジメント支援システムリリース | |
9月 | 『みんなの地域連携室』Closedβ版リリース |
会社概要
会社名 | エニシア株式会社 |
代表者 | 小東茂夫 |
所在地 | 〒606-8501 京都府京都市左京区吉⽥本町36-1 京都⼤学国際科学イノベーション棟 |
設立 | 2017年7月10日 |
事業内容 | 医療言語処理サービスの開発・販売 |
従業員数 | 21名 |
取引銀行 | 三菱UFJ銀行、日本政策金融公庫 |