1.医療現場における情報活用の課題

診療記録の多くは、自由記述のまま蓄積されています。

そのため、AIがこれだけ発達した今も、多くの医療現場では紹介状や看護サマリなどの医療文書が医師・看護師によって手作業で作成されており、これは現場の大きな負担となっています。

その背景には、出力の正確性の担保や個人情報の取り扱いなど、医療ならではの高い水準の正確性・安全性が求められることから、単にAIを導入すれば解決するものではないという事情があります。

2.当社特許が実現する正確かつ安全なワークフロー

当社は、独自の5つの特許技術により、医療文書の素案生成や、投与履歴など目的に応じた情報の抽出・提示をAIで実現します。
さらに現場のフィードバックを学習して精度を高め続け、そのすべてを患者さんの個人情報を保護した形で提供します。

これにより、医師・看護師の負担軽減と、医療現場に求められる正確性・安全性を両立したワークフローを、一つのシステム上で完結できます。

3.特許情報の概要

特許番号
特許第6573093号

発明の名称
診療記録要約情報生成装置、診療記録要約情報生成方法およびプログラム

特許の概要
AIが生成した診療記録の要約案に対し、医師が修正を加えた場合、その修正内容をシステムが正確に受け付けて最終的な記録を生成すると共に、今後の精度向上のためにその修正内容をAIが学習・反映する、一連の情報処理プロセスに関する発明です。

特許番号
特許第7432835号

発明の名称
診療記録要約情報生成システム

特許の概要
構造化されていない自由記述の診療記録文章から、ニューラルネットワークを用いて要約情報を自動生成するシステムに関する発明です。過去の診療記録と要約のペアから学習した重み係数に基づいて新たな診療記録の重要箇所を特定して要約を生成し、さらに利用者(医師)による修正内容を受け付けて係数を再決定することで、要約の精度を継続的に向上させます。

特許番号
特許第7777267号

発明の名称
情報処理装置、投与履歴提示方法およびプログラム

特許の概要
患者さんに処方した薬剤の有効成分の投与量の推移をもとに、着目すべき日付(テキスト情報抽出対象日)を自動的に特定し、その日付の診療記録から薬剤に関連する記載を抽出して提示する発明です。投与量の変化と患者さんに発生した事象との関係を的確に把握できるようにし、医師の処方判断を支援します。

特許番号
特許第7781363号

発明の名称
電子カルテ管理システム、電子カルテ管理装置、電子カルテ管理方法およびプログラム

特許の概要
医療機関の電子カルテ情報から、閲覧を希望する側が指定したフォーマット(書式)に合わせて必要な医療情報を自動的に抽出し、そのフォーマットに沿った診療関連情報を生成して提供する発明です。受け手ごとに異なる形式の文書作成の手間を減らし、医療情報を閲覧する利用者の利便性を向上させます。

特許番号
特許第7771494号

発明の名称
情報抽出システム、情報抽出装置、情報抽出方法およびプログラム

特許の概要
個人情報などを含む文書を匿名化した上で大規模言語モデル(LLM)に処理させ、利用者が指定した種類の情報を文書から抽出し、対応する分かりやすい用語に変換して提示する発明です。機密性の高い文書でも安全にAIを活用して必要な情報を取り出せるようにし、利用者が情報を管理する際の利便性を向上させます。

※上記の情報は、他社様のサービスを批評するものではなく、医療現場の安全性と効率性という共通の価値観に基づき、当社の技術と考え方をご理解いただくことを目的としております。